記者トレ ―伝える力育てます―


 毎日新聞社は、記者の能力を体系化して文章力?読解力を育成する新しい教育プログラム(監修:東京理科大学教職教育センター准教授井藤元)「記者トレ ―伝える力育てます―」を開発しました。

 「記者トレ‐伝える力育てます‐」とは、新聞記者が経験から体得した取材相手とのコミュニケーションの方法や得た情報を文章にして伝えるときの注意点など、「表現」することを体系化してコミュニケーション力、文書力を育成する教育プログラムです。

 グローバル化、情報化が加速する現代社会においては、論理的に思考し自分の考えをわかりやすく相手に伝えることや多様な人と協力して課題を解決する能力が必要とされます。

 新聞記者は先入観を持って取材対象者をとらえるのではなく、一定の距離をとり事態を冷静に判断する能力が求められます。

 多視点でものごとを捉え、コミュニケーションを通して表現力を育成するプログラム
それが、記者トレです。

 

着目したのは“記者のノウハウ”

記者の多視点でとらえる力

新聞記者は先入観を持って様々な事柄や取材対象者を捉えるのではなく、多視点で物事を捉え、一定の距離をとりつつ、事態を冷静に判断する能力が求められます。

記者の取材力、伝える力

世の中で問題化されていない事実を見つけ、 論理的に思考して整理した情報を、誰にでも分かる文章にして伝える力が求められます。

課題を解決する能力に

これらは、そこにある情報や物事を客観的かつ論理的にとらえ、自分の考えをまとめる力、相手にわかりやすく正確に伝える力、多様な人と協力して課題を解決する能力につながるものです。

 

『記者トレ』は“3つの力”を育む教育プログラム

『記者トレ』は、記者に求められる取材力や情報を分かりやすい文章にして伝える力を実践的に習得できるよう体系化した教育プログラムです。

伝える力、理解する力を育成するプログラム

プログラムでは自分の考えを整理して言葉や文章で人に伝えたり、相手の言葉を理解する力などを育成する作業を繰り返します。

これにより、多くの情報が溢れている現代社会において論理的に思考して判断する力や多様な人と協働し相手に考えを伝える表現力を育成。「論理的思考力」「コミュニケーション力」「表現力」を育みます。

 

東京理科大学井藤元准教授による監修

『記者トレ』は、毎日新聞社が東京理科大学井藤元准教授監修の下、独自に開発したものです。

井藤 元 (東京理科大学 教職教育センター 准教授)

1980年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。専門は教育哲学。松竹芸能「笑育」、毎日新聞社「記者トレ」を監修するほか、落語やミュージカルと教育を掛けあわせた新しい教育プログラムを開発中。沖縄シュタイナー教育実践研究会顧問。著書に『シュタイナー「自由」への遍歴―ゲーテ?シラー?ニーチェとの邂逅』(京都大学学術出版会)、『笑育-「笑い」で育む21世紀型能力』(監修、毎日新聞出版)、『ワークで学ぶ教育学』『ワークで学ぶ道徳教育』『ワークで学ぶ教職概論』(編著、ナカニシヤ出版)などがある。

<監修者コメント>

 プロの新聞記者には取材対象に深くコミットしつつ、その対象から距離をとるという二重のスタンスが求められます。取材対象のありのままの姿を浮き彫りにさせえるために現場に足を運び、数限りない情報収集を行いながら、同時に対象から一定の距離をとり、事態を冷静にとらえる。そのように、近づきながら離れ、離れつつ近づくという相矛盾する姿勢を、同時に内在させているのです。そうした姿勢は、日々目まぐるしく変化する現代社会を生きぬく上で、きわめて重要なスタンスとなります。ある事柄を猛進することなく、かといって単なる観察者にもならないこと。必要な情報を取捨選択しつつ、生きた現実をとらえる。そうした力は自らの人生を選び取る力をも育むことでしょう。

 記者トレは、決して新聞記者を目指している人を対象としてつくられたものではありません。これからの時代を担うすべての方に届けたいという思いで開発しました。

 

『記者トレ』の基本的な進め方

『記者トレ』は、テーマ(ステップ)ごとに、実際に発行された新聞を活用し記事から「見出し」を考えたり、VR(仮想現実)で模擬取材体験等を通して見たことをことばや文章で伝えるバラエティに富む内容となっています。

 

『記者トレ』の基本テーマ(トレーニングステップ)

 

プログラムの特徴① アナウンサーがファシリテーター

FACILITATOR

「出前授業」は記者経験?表現技術を持つ現役アナウンサーがファシリテーター役で進行します。

林愛実(フリーアナウンサー)

NHK山形放送局キャスターを経て、テレビ愛媛アナウンサー、テレビ静岡アナウンサーを経験。現在は、AbemaTV『Abema News』キャスター、『みのもんたのよるバズ!』ニュースキャスターを務める。

佐々久世(フリーアナウンサー)

NHK旭川?札幌?さいたま放送局勤務。2年間ディレクターとして、番組制作に携わり、その後、テレビ?ラジオ番組のキャスター?リポーターとして取材から番組制作、放送までを担当。現在はフリーとして、司会業を中心に活動している。

井上真帆(ホリプロ所属アナウンサー)

富山テレビ(フジ系列)にてアナウンサー?報道部記者として約8年間勤務し、2013年秋に フリー転向。 2014年1月からNHK-BS1「BSニュース」などのキャスターを務める。 その他、ナレーション?イベントMC?医療系動画の制作、富山刑務所内のラジオやイベント に携わるなど様々な現場で活動中。「ハロー?ドーリー!」「ミー&マイガール」などミュー ジカルにも出演経験がある。

遠藤萌美(松竹芸能所属アナウンサー)

2009年にNHK釧路放送局に入局し、お昼の情報番組のキャスターや夕方のニュース番組「ネットワークニュース北海道」にて中継を担当。 2010年からは山形さくらんぼテレビの記者兼キャスター『佐々木萌美』として活躍。 お昼のニュース番組「FNNスピーク」のキャスターを担当後、夕方のニュース「SAYスーパーニュース」ではニュースを読むだけではなく自らカメラを回すなど精力的に取材を行った。 FNS27時間テレビ「FNSアナウンサーがんばった歌謡大賞」などバラエティ番組でも活躍。

プログラムの特徴② VR活用

最新のテクノロジーであるVR(仮想現実)を活用体験を通したリアリティーのある授業の構築

VIRTUAL REALITY

最新のテクノロジーであるVR(仮想現実)を活用

体験を通したリアリティーのある授業の構築

VR活用メリット

?場所に依存しない体験の拡張
?情景等の三次元化による高い再現性
?能動的な参加体験による高い学習効果
?ゲーム感覚によるモチベーション向上

多彩なコンテンツ

記者トレでは、情景体験や模擬取材体験など、題材別に

さまざまなVR資料が用意され学習を支援します。

■題材(工場)

■題材 (観光地)

■題材 (プロポーズ)

 

プログラムの特徴③ 記者のアドバイス

作成した記事原稿はすべて新聞社の記者が添削

 

<添削の仕組み>

実際の添削原稿

これまでの実績

2019年 5月~6月、10月~11月 東京理科大学
2019年 5月11日 大阪市立白鷺中学校
2019年 11月~12月 品川女子学院
2020年 1月10日、17日 大阪経済大学
2020年 1月28日 大阪府警察本部
2020年 2月3日 公開ワークショップ
2020年 6月4日、11日 昭和女子大学
2020年 6月? 奈良県立香芝高等学校
2020年 7月14日 警察庁?警察大学校

記者トレ実施一覧(PDF)icon-download

 

お問合せ

毎日新聞社教育事業室
TEL 03‐3212‐5156(平日10時~18時)
MAIL 

 

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